タメ息を袋に集める

立ち尽くす

立ち尽くす。
ひがな一日立ち尽くす。
どうしようもなく立ち尽くす。
地球の丸さに歩き疲れて、
叫んでも叫んでも何も響かない
暗い地面に寝転がり、
瞳に映りきらない大きな物を見て、
自分の鼓動をぼんやり聞くうちに、
47回に一回の不正脈を見付ける。
薄暗い街角のショウ・ウインドウが
ぼんやり立ち尽くす僕の背中を映していることに、
僕は気付かないまま立ち尽くす。
歩き方を忘れたのではなく、
行き先を忘れたのでもなく、
この星の熱い中心が僕の土踏まずに恋をしたのだ。
意味なく煙草に火を付ける。
訳なく時間を繰り返す。
僕の見えないあの通りの角に
いつまで待ってもきっと来ない誰かが
僕と同じように立ち尽くすのを見付けたら、
何ccかの空気を吸い込んで、
君に贈り物があることを告げよう。
とても壊れやすい、
僕の贈り物。
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by maekawaz | 2004-12-16 07:00 | 詩集
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