タメ息を袋に集める

あるビニール傘の様に

運悪く不意に降る雨に
盗まれるビニール傘が
雨上がりに忘れられて
地下道の入り口付近で
佇んで虹を見ていたさ

小雨に差し出したなら
大きなお世話と断られ
横風吹くなら役立たず
嵐になればひん曲がる
傘でいるのも大変だな

僕が僕であることから
今日の空模様は本当に
引き算する必要なんて
ないんだろうか考える
ただそれだけの道端で

僕が必要な空模様なら
僕はアナタとふたりで
一緒に虹を待つことも
いいかもナと思うけど
空は再び変わるだろう

次はどこで忘れるの?
僕はそれでも構わない
僕が僕であることには
やっぱり空に関わって
毎日模様が変わってく

そんなふうに居たいナ
あの日に出逢ったあの
存在まるごと不確かで
どこまでもバカ透明な
あるビニール傘の様に
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by maekawaz | 2005-03-06 22:20 | 詩集
<< 幸福であることを いっぽうそのころ >>


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