タメ息を袋に集める

言えない言葉

遊び疲れて泥だらけの猫、
三日ぶりに窓から顔を覗かしたあの日。
目を合わせれば、
俺の機嫌も分かるだろうに、
腹が減ったと足音で言った。
イタダキマスも、オイシイデスもなく、
いきなり食ってご満悦。
その身勝手がワタシだと、
アナタはすまして毛繕い。
俺はアナタを抱きしめて、
アナタはそれでもいいと思った。

それが言葉だ。

抱きしめたいと言わなくても、
抱きしめてしまえばいい。

そして、アナタを最後に抱きしめ、
永久の別れを告げた日から、
俺は今でも、
言えない言葉を抱えている。
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by maekawaz | 2004-05-03 02:25 | 詩集
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