花束
男はその銃口に向かって、
持っていた花束を両手で構えた。 アナタは世界を識り、 現実を識り、 それでいて何も知らないのかもしれない。 こんなもので戦える男もいるんです。 捧げられた花には、 誰にも想像できない程の 思いが込められている。 銃声をかき消すほどの、 歌声を響かせて、 男は世界を見ている。 選んだ訳じゃなくて、 それだけが男の持ち物だった。 僕は今も、 あの男が好きでたまらない。
by maekawaz
| 2005-10-03 23:57
| 詩集
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