留守番
あんなに綺麗な服を着てたんだかラ、
俺は留守番なんだって分かってたサ。 玄関先の日陰で寝そべる俺に、 上機嫌でイッテキマスなんて、 悪い予感がするナ。 だってアンタ、 いつも帰りは面白くない顔して、 酒の匂いと一緒にふて腐れて帰ってくル。 大体、期待しすぎなんじゃないカ? 世の中ってそんなに 思い通りにはいかないからヨ。 それなのにそれでも期待して出ていくアンタが、 俺は好きだヨ。 出来れば帰りも、上機嫌で帰ってきて欲しイ。 まあ、そうでなくても、 俺がついてるからヨ。 行ってきなヨ。 俺は、今日のところは留守番しておくゼ。
by maekawaz
| 2004-05-08 03:08
| 詩集
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