タメ息を袋に集める

フクロウ

夜の王は人間が嫌いで、
特に眠らない人間が
森を壊すことを知っていた。
夜の王はフクロウに夜の森を見張らせ、
侵入する人間を懲らしめるように命じた。
フクロウは捕らえた人間に聞く、
どうして夜、眠らないのかと、
そしてフクロウは知った。
人間は未来への不安に弱く、哀しみに弱く、
彼らの安眠がいとも簡単に壊されることを。
フクロウは人間を哀れに思い、
人間の幸せを願うようになった。
夜の森は以前よりは静かだが、
人間は弱いまま、
まだ眠れぬ夜を抱えている。
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by maekawaz | 2004-05-08 21:15 | 詩集
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