タメ息を袋に集める

約束の鐘

果てしない螺旋階段は、
駆け上がりながら同時に、
生きているものと同じ数だけある謎を、
ひとつひとつ解いていかなくてはならない。

この世に生まれ落ちて、
謎のひとつになったからには、
出会った謎にはすべて向き合って、
やがて自分の謎を追いつめていかなくてはならない。

螺旋階段の頂上では、
きっと征服心など吹き飛ぶだろう。
見渡した世界の大きさが謎の魅力になる。
そしてそこで
誰かと交わしたはずの約束を果たさねばならない。

自分が謎であることの喜びと、
謎だらけの厄介な世界の面白さ、
朧気で透明で観念的な存在の自分を、
うたのように風に溶かすための音。

解けない謎の向こうで響く、
約束の鐘。
[PR]
by maekawaz | 2004-05-23 21:41 | 詩集
<< 金貨も魔術も太陽も それもまた良し >>


カテゴリ
近況報告
詩集
リクエスト
詩集もくじ001〜100
詩集もくじ101〜200
詩集もくじ201〜300
詩集もくじ301〜400
詩集もくじ401〜
プロフィール
メール
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧