静寂のフリをした足音
猫に悪い形容詞をつけたなら、
それが僕かもしれない。 だから猫に申し訳なくて、 僕は僕をヤメることを考えた。 あの頃のようには、 うたえないかもしれない。 猫は猫になる前、 自分が猫ではなかったり、 やっぱり以前も猫だったりする頃を、 識りつつ再生など望まないものだ。 猫に悪い形容詞をつけたなら、 それが僕になって、 僕は僕を引きずりながら、 平気な顔をして歩く。 僕が学んだ事は、 それぐらいのものだ。 あの頃と違っても、 僕は祈る。 何も違わないふりして。
by maekawaz
| 2006-07-15 00:59
| 詩集
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