タメ息を袋に集める

太陽の逃亡

なんか最近、
やけに暗いと思ったら、
どうも太陽が逃げたらしい。
まったく、
何に不満があったのやら、
どの言葉が気に入らなかったのやら、
太陽は、
理由も言わずに逃げていった。
オカゲでどうも先行きの見通しが悪くて、
よく出っ張りに躓くし、
体調もスグレない。
なにより、
歌がうたい辛くて仕方ない。
まあ、そのうち機嫌を直して帰ってくるだろ、
としばらくはタカをくくって、
待っては見たが、
気配はすれども、帰って来ない。
岩戸の前で踊り狂ってみるものの、
こっちの魂胆がバレている上に、
踊りもどうも精彩を欠いている。
西へ西へと追い掛けて、
東でじっくり待ち伏せて、
怒鳴って脅し、
泣いて頼んで、
笑って近づいてみるものの、
太陽は、
帰ってこようとはしない。
だんだん辛くなって、
だんだん哀しくなって、
だんだん息苦しくなって、
それでも、
やっぱり諦めるわけにはいかないから、
俺は歌を歌うことにした。
太陽が嫉妬するまで、
太陽のような歌を、
太陽が帰ってくるまで。
これまでのように。
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by maekawaz | 2004-06-08 01:33 | 詩集
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