親愛なる子供達へ
親愛なる子供達へ
宇宙はマバタキをしません。 けれどもし宇宙がマバタキをするならば、 それはそれで、 私たちにとっては、 限りなく永遠に近い時間に 思えるのでしょう。 私はもう少し、 宇宙の中心へ向かって 手を伸ばしてみようと思います。 永遠より少し短いだけの時間を 私たちは持っているのですから、 何かを諦めたり、 絶望したりする必要もないし、 かといって 慌てて誰かを傷つけてまで、 先を急ぐ必要もないのです。 親愛なる子供達に、 私は風の音と、 崩れやすいマボロシの金属と、 永遠すら飛び越える 一握りの祈りを残していきます。 世界があって 何も出来なくて、 だからこそ見つけた、 最後の私たちの方法は、 最後という名前を持ちながらも、 永遠を誓うのです。 宇宙はマバタキもせず、 今も見つめています。
by maekawaz
| 2007-01-18 22:35
| 詩集
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