タメ息を袋に集める

尊いモノ

朝のテーブルに尊いモノが並べられている。
二人の男は顔を見合わせて、
これはきっと、天からの贈り物に違いないと言った。
そして男達は静かに並んでいる尊いモノを
どうするべきか話し合った。
ひとりの男は、ありがたく使うべきだと言った。
出来るだけ有意義に、
例え最後は消えてなくなろうとも、
世界中に広がっていくようにと。
もうひとりの男は、大切に残すべきだと言った。
できるだけ長い時間、
例え最後はその価値を失おうとも、
未来永劫存在するようにと。
二人はテーブルの上が尊いが為に、
その扱いに悩み、
お互いの信念を曲げなかった。
そして尊いモノは、
今もどこかのテーブルに残されたままになっている。
朝の光が、その価値を照らしても、
男達の姿はどこにも見えない。
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by maekawaz | 2004-07-27 06:55 | 詩集
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