タメ息を袋に集める

記憶の街角

確かに記憶の底に、
僕が生まれたこの街がある。
3歳まで暮らしたはずの、
家はもう残ってないだろうと思いながら、
その駅に降りたのはきっと、
30年近い空白のあと、
埋めきれない穴だらけのパズルを抱えて、
僕の冒険心は、
僕自身の脳裏の奥へと向かう。
その足取りが、
僕を少し孤独にする。
僕の家族は、
あれから一度も、
この道を歩かなかったし、
これからも歩かないだろう。
共通の記憶には、
何の意味もないんだ。
ひとりで歩くことに慣れているはずなのに、
僕は遠い記憶の街角に佇んでいる。
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by maekawaz | 2004-07-28 06:53 | 近況報告
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