タメ息を袋に集める

旅人

昔、旅人は家を建てた。
そして身分を隠して暮らし始めた。
時々、遠い旅の空を思い出しては、罪の意識を感じる。
安らかに眠れる夜もない。
ただ、他の旅人が訪れ、旅の話など聞かせてくれた夜だけは、
安らかに眠った。
そして夢を見る。
世界中に広がる、旅人の建てた家の夢を見る。
旅人は、そんな世界中の旅人の家を夢の中で巡り、
旅して回る。
訪れるほうも迎えるほうも、
決して旅人だとは打ち明けない。
どんなに孤独でも、
悠然と、
目の前の旅人のことを思いやり、
お互いを支える。
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by maekawaz | 2004-03-25 02:53 | 詩集
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