タメ息を袋に集める

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足りないときに

足りないときには足りぬと言わず、
足りた後から笑って話す。

聞いた時には「そうか」と応え、
言わぬ苦労を思いやる。

足りないときほど「どうか」と聞いて、
足りぬ己が足してやる。

貰うときには遠慮はせずに、
心の中で手を合わす。

遣った遣らぬの話はせずに、
共に足らぬを笑い合う。

足りないときほど友を見て、
足りるときほど友を見る。

足りる足りぬを気にするよりも、
お前は笑顔か泣き顔か、

その心根のその下の、
言わぬ心を思いやり、
お前が居るから面白い、
そう笑い合う、
友でありたい。
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by maekawaz | 2004-04-30 18:27 | 詩集

大声モニター募集

大声出してますか?
腹の底から、
いや、腹式呼吸がどうとかじゃなくて、
自然と飛び出すクライ・マックスですよ。
当方、大声研究所では、
大声モニターを募集しています。
一日一回大声を出す生活は可能か?
また、実践すると心身にどのような影響があるのか?
非専門的見地からのご意見を募集しております。
一体何を大声で言えばいいのかお困りの方は、
参考までに言葉を贈ります。

「休憩! みんな休憩!」

街角で、職場で、近所に響き渡る声で、校庭で、教室で、
是非お試しください。

なお、集計結果の報告、報酬などは一切ありません。
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by maekawaz | 2004-04-30 15:14 | 詩集

宇宙人に会わせてやる

宇宙人に会わせてやる。
お前がそれに相応しい地球人なら。
まず、宇宙人を宇宙人って呼ぶな。
ひどくマヌケだから。
それから、一切の地球の常識を捨てろ、
今まで経験したモノサシで計ろうとするな。
自分のポリシーを押しつけるな、
親切だと思って余計なことはするな。
勝手に喋るな。
お前の想像もつかないところで、
奴は傷つくから。
それから、自分の人権とかを主張するな、
腹を立てるな。
自分の考えを主張するな。
NOと言うな。全部YESだ。
プライドを持つな。
自分の身の安全を考えるな。
親友を罵倒されてもヘラヘラ笑え。
とにかく、
どんな屈辱にも耐えろ、
怒るなんてもってのほかだ。
それから、
得意げにうたなんてうたうなよ、

ここまで聞いて、
僕はお断りしました。
宇宙人に会えなくて残念です。
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by maekawaz | 2004-04-29 23:04 | 詩集

怠け者のうた

僕は布団です。
仕事は添い寝です。
仕事がないときは、
寝てます。
たまに日向ぼっこします。
それから布団叩きで叩かれます。
でも、僕は布団をやめません。
布団は楽です。
夢もあります。
癒しもあります。
今日もヒマなので、
近くでボーッとしてるバカ詩人を
誘ってみます。
一緒に寝ようよ〜
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by maekawaz | 2004-04-29 14:55 | 詩集

アンタの決めたことに

アンタの決めたことにモロテあげて賛成したげる。
間違ってたっていいじゃない。
考えて決めたんだったら不安になんかならずに、
アタシがモロテあげるから、
それで失敗したらもう一回決めなよ、
そしたらもう一回、アタシが賛成したげる。
モロテあげてね、
アンタの決めたことに。
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by maekawaz | 2004-04-28 23:17 | 詩集

何でも食う男

男はとにかく何でも食う。
食えないものでも口にして、
噛めないものでも噛み砕く。

食えない奴とは言わせないぜ。

毒も薬も関係ない。
腹痛続きもお構いなし。
出会った人から順番に、
片っ端からいただきます。

人を食ったような奴って言われる。

孤独や不安や絶望も、
愚痴や不満や泣き言も、
ぐっと飲み込み押さえ込む。

言いたいことを飲み込んじゃうんだよね。

今日も明日も明後日も、
夢と希望と可能性、
全部残らず平らげて、
生きる強さを持っている。

世界は全部、栄養だ!
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by maekawaz | 2004-04-28 19:00 | 詩集

宿題

真っ白い紙を、
どうにかしてください。

物語を書いてもいいし、
絵を描いてもいい。
切り取ってカタチにしたり、
立体にしてもいい。
そんな設計図を書いてもいいし、
染めても、
汚してもいい。
捨ててもいいし、
誰かにあげてもいい。
紙ヒコーキも悪くない。
千羽鶴も悪くない。
書き直してもいいし、
作り直してもいい。
お金に換えてもいいし、
遺言を書いてもいい。
何も書かずに自慢してもいいし、
白いまま守り続けてもいい。
白に意味を持たせてもいいし、
白に絶望して投げ出すもまた良し。
食べてもいいし、
非常食として死ぬまで取っておのも一案でしょう。

真っ白い紙を、
どうにかしてください。
ただし、後悔はしないように。

真っ白い紙を、
どうにかしてください。
そんな宿題が出て、

僕は、うたをかく。
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by maekawaz | 2004-04-27 17:39 | 詩集

欲しいから

僕が美味しいから、
アナタに食べさせたい。

僕が弱いから、
アナタに強いふりする。

僕が挫けそうだから、
アナタを励ましたい。

僕が欲しいから、
アナタに全部あげたい。
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by maekawaz | 2004-04-25 18:27 | 詩集

分析の悪魔

分析の悪魔が忍び寄る。
アナタの影を踏みつけながら、
アナタの限界とランクとタイプを決めつける。
アナタは分析の悪魔を怖れて、
自分でもデタラメに影を歪めてしまう。
それは自分の本当のカタチではないのに。
そしてそれを悪魔の仕業と決めつける。

分析の悪魔が忍び寄る。
アナタの孤独と自尊心を知りながら、
アナタの花畑を踏み荒らす。
アナタは分析の悪魔を怖れて、
自分の花畑に無関心になる。
それは自分の本当の価値観ではないのに。
そしてそれで悪魔に打ち勝とうと無理をする。

僕はアナタの花畑にうたを贈る。
真っ直ぐに、等身大の影を伸ばした、
美しい花を、
あえて悪魔に捧げてください。
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by maekawaz | 2004-04-24 16:34 | 詩集

過保護な猫

初めて家を出て、
人間に出会って、
プライドを持つ。
不安を誤魔化す。

プライド持て余し、
自己嫌悪の日々に、
「誇り」って言葉、
見つけ便利に使う。

現実の風の中を歩くと、
言葉は言い訳になって、
僕を何一つ救わなくて、
飾りじゃないと気付く。

自分を強く見せるために、
言葉を間違って磨く日々、
舌戦では誰にも負けない、
武装は泥沼の戦争を助長。

戦争に飽き飽きして平和をうたう。
現実が人を殺し続ける世界だから、
自分に価値を見出し優越感に浸る。
そこでもまだ、自分しか見えない。

人を愛することを覚えた気になって、
誰かに己の言葉を捧げるようになる。
少しマシなうたを書く様になったか、
その愛は自分への愛でしかなかった。

言葉が可哀想になって、
無意味な羅列を恥じて、
僕は沈黙をうたにする。
これは卑怯者のうただ。

視点を変えることで、
言葉に新しいいのち。
傲慢にもほどがある。
命を得ているのは僕。

世界とアナタ、
を見つめるようにする。
カタチにとらわれず、
どこまでも、
世界とアナタを見つめたい。
一歩家を出たあの日から、
あるのは、
世界とアナタ、
ただそれだけなのだから。
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by maekawaz | 2004-04-24 12:26 | 詩集


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