タメ息を袋に集める

<   2004年 09月 ( 14 )   > この月の画像一覧

罠とは知りながら

罠とは知りながら、
取り返しのつかない道を歩く。
そこを通らずには、
辿り着けないのなら、
僕はこの日常の、
危険な罠を越えていこう。
うたを歌いながら。
[PR]
by maekawaz | 2004-09-28 07:37 | 詩集

何かを追い掛けた事はありますか?

私の気持に関係なく弾む白いボール。
夢で見たあの、完璧なイメージ。
愛情を食べて育つコロコロの子犬・・・
仇討ち状を持って追い掛けた野武士。
無常にも扉を閉めて走りだした路線バス。
背中の夕焼けがつくる自分の影法師。
空腹に耐えながら追い掛けた晩メシ。
マラソン選手の隣の歩道。
今より、もう少しマシな自分。
流れる雲。
東の空に消えた未確認飛行物体。
オサカナくわえたドラネコ。
先頭を走るサラブレッド。
食べようと思ったオムスビ。
フラフラになって追い掛けた真夏の蜃気楼。
糸の切れた凧。
朝寝坊のゴミ収集車。
憧れの背中。
眠れぬ夜のヒツジ。

僕は今でも。
[PR]
by maekawaz | 2004-09-27 19:29 | 詩集

ピカピカの世界

綺麗な石は落ちて転がってなどいない。
誰かが磨いてこそ輝く。
だとすれば、
世界中の石ころを磨いてみようか、
ピカピカの世界がお望みならば。
[PR]
by maekawaz | 2004-09-27 17:45 | 詩集

鳥が歌い続ける理由

鳥とりたてて、
いい声ではないけれど、
鳥とりあえず、
歌をうたえば、

森の獣は集まって、

鳥とりかこみ、
幸福を分かつ。
鳥とりえとは、
言えないにしても、

ただ歌を歌う日々。

鳥とりもなおさず、
歌う理由は、
鳥とりのこされて、
森で独りきり、

その哀しさを知っているから、

鳥ひとり、
鳥を待つ鳥。

歌い続ける。
[PR]
by maekawaz | 2004-09-24 21:22 | 詩集

背中なんて

思うように見えない
自分の背中なんて、
なければいいのに、
と思いながら、
荷物を降ろして風を受け、
背中の汗を乾かした。
僕の背中には、
僕とは逆方向を見つめる、
眼があるようだ。
[PR]
by maekawaz | 2004-09-24 07:20 | 詩集

僕が差し伸べられたかったように、
アナタに差し伸べてみる。
[PR]
by maekawaz | 2004-09-17 07:39 | 詩集

お詫びと訂正のうた

先月号に掲載された占いで、
運勢がサイアクの人とサイコーの人を
取り違えて記載してしまいました。
先月サイアクだった人はサイコーで、
先月サイコーだった人はサイアクでした。
ここにお詫びして訂正いたします。
[PR]
by maekawaz | 2004-09-14 21:50 | 詩集

ジェットコースター

乗り続けたジェットコースターを、
降りた方が刺激的だったりする。
仕組まれた未来なんて、
本当はないのだから。
[PR]
by maekawaz | 2004-09-14 07:18 | 詩集

コタエ

コタエを最後に知るために、
確かめながら歩く旅人もいるし、
コタエを最初に知っていて、
確かめながら歩く旅人もいる。
同じ旅をどう楽しむかは、
人それぞれって事かな。
[PR]
by maekawaz | 2004-09-12 19:24 | 詩集

翼をもがれた鳥

飛べない鳥が飛んだって話、
僕はいつも信じていて、
自分もまた、
飛べない鳥のハシクレとして、
その翼が僕の可能性で、
その翼が僕の夢だった。

けれどやっぱり僕は飛べなくて、
翼は地上で誰かを傷つけた。
僕は罰せられ、
翼をもがれる。
空では許されることが、
地上ではしばしば、
許されないのだ。

翼をもがれた鳥は、
哀しく藻掻き、
地上で溺れて、
運命を呪った後に気付くんだ。

僕は本当に、
空に向かうだけの努力をしたのだろうか?

そしてもう一つ、
僕は本当に、
以前と変わってしまったのだろうか?

飛べない鳥は、
飛べないことに慣れていて、
それでも夢見ることに慣れていて、
そして可能性を信じている。

飛べない鳥は、
絶望を知らない。

そのことを、
空は知っている。
[PR]
by maekawaz | 2004-09-12 19:03 | 詩集


カテゴリ
近況報告
詩集
リクエスト
詩集もくじ001〜100
詩集もくじ101〜200
詩集もくじ201〜300
詩集もくじ301〜400
詩集もくじ401〜
プロフィール
メール
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧