タメ息を袋に集める

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北の果ては

僕にとっての北の果ては、a0002692_17475547.jpg
アナタにとっての南の果てかもしれないし、
僕にとっての絶対零度は、
アナタにとっての温もりかもしれない。
僕にとっての喜びで、
アナタが傷つくかもしれないし、
僕にとってのこの時間が、
本当はアナタの命と引き替えに
そっと捧げられたのかもしれない。
僕は世界の広さよりも
辿り着けないアナタの中心に、
思いを寄せながら、
僕の弱さを知るのかもしれない。
うただけは、
どこまでも届く、
そう信じるだけ。
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by maekawaz | 2005-01-30 17:49 | 詩集

大好きな人の為に

大好きな人の為に、
世界を征服しようとしましたが、
結局僕は無力でした。
ここ一番に弱い性格が災いしたんです。

大好きな人の為に、
一番綺麗な宝石を探しましたが、
結局僕は無力でした。
本物を見分ける目が足りなかったんです。

大好きな人の為に、
オリンピックを目指しましたが、
結局僕は無力でした。
自分の得意な種目がなかったんです。

大好きな人の為に、
幸福の青い鳥を探しましたが、
結局僕は無力でした。
遠回りを省略するいい加減さが
露呈しただけでした。

大好きな人の為に、
伝説の秘術を体得しようとしましたが、
結局僕は無力でした。
どうしても意味が理解できなくて・・・

大好きな人の為に、
最高の言葉を探してます。
結局僕は無力でしょうが、
それでも大好きだと伝えたくて。
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by maekawaz | 2005-01-30 17:28 | 詩集

語らぬ犬

べろべろべぃと、
語らぬ犬がゆく。
行き先も語らずに、
不平不満も言わず、
己を大きくも小さくも見せずに、
マボロシに怯える事もなく、

べろべろべぃと、
語らぬ犬がゆく。
目を凝らし、
耳を澄ませ、
鼻を利かせながら、
黙々と道草を楽しみ、

べろべろべぃと、
語らぬまま犬はゆく。
それでも犬は、
うたを忘れている訳でもなく、
語らぬ犬は、
その目線から世界に祈る。
誰も気付かぬ、
世界の片隅で。

べろべろべぃと、
語らぬ犬は、
今日も機嫌がいい。
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by maekawaz | 2005-01-17 20:43 | 詩集

はねかえす

からみつく べとべとの
やるせない もろもろを
はねかえす ちからずく
ときどきは ちからずく
あれこれと かんがえず
えいやあと ちからずく
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by maekawaz | 2005-01-14 07:01 | 詩集

突破口

a0002692_20184348.jpgアナタのために、
突破口を用意した。
ここから出ると、
僕の家の居間に繋がって、
アナタがもしも
やってきたなら、
僕はアナタの好みの季節と、
好みのお茶を用意して、
役にも立たない
うたをうたおう。
永遠のちょっと手前まで、
うちでダラリと過ごしたら、
同じ時間の同じ場所まで、
僕が送ってさしあげよう。
役にも立たない突破口。
だけどいつでも、
アナタを待っている。
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by maekawaz | 2005-01-10 20:19 | 詩集

あさ

あさ、ツボにさえハマれば、
よるまで笑ってられるのが、
僕の特技であり、欠点でもある。
調子が良ければ次のあさ、
思いだし笑いもできる。
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by maekawaz | 2005-01-08 06:59 | 詩集

3分あれば

3分あれば、
乱れた息は整うし、
気分も変わる。
満腹になれるし、
健康ドリンクも飲める。

僕は毎朝、
限りない絶望の沼の底から、
輝く光の方向を探すのに、
どうしても3分の時間を
必要としている。

3分こそが、
僕の細胞が意見を集約し、
みんなでやろうと
決めるための時間なんだ。

3分あれば、
うたも歌えて、
地球も救える。

僕は3分を繰り返して、
永遠に向かう。
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by maekawaz | 2005-01-07 06:57 | 詩集

借りてきた猫を返す

これまでのアナタとの生活は、
特に語るほどの刺激はございませんでしたが、
今日になって振り返ると、
僕はずっと、
アナタを気にしておりました。
アナタは今となっても、
相変わらず知らんぷりで、
四畳半の畳のすみで、
何食わぬ顔をして横になってらっしゃいます。
お分かりにはならないのですね、
この微妙で絶妙なアナタとの距離こそが、
僕の消極的な愛情表現であった事を。
お互いの本性を隠したまま、
僕たちは出会って、
そして別れるのです。
そしてアナタは、
僕の事など二度とは思い出さないでしょう。
けれど僕は思うのです。
お互いの本性は、
確かめ合う事も晒し合う事も必要ではないくらい、
とても似通っていたのでしょう。
今ここで、
これまでと変わらない距離を保って、
お互いの視線も合わせないまま、
時間を浪費する僕たちの、
この今の瞬間こそが、
何よりも、
アナタと通じ合えた証だと、
思っております。

そして僕は、
借りてきた猫を返した。

アナタがひょっこり、
自分の足で戻ってくる
数日前の出来事。
今もアナタは、
四畳半で知らんぷりして座っている。
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by maekawaz | 2005-01-05 21:42 | 詩集

フライング

スタートの号砲が、
知らないうちに鳴ったようで、
皆が走り始めて、
ああ、これってレースなのねって、
やっと気付いた。
誰が俺をエントリーさせたんだろう
なんて考えながら、
とりあえず一歩踏み出したが最後、
沿道の声援の手前、
何故だかやるしかない状況で、
じゃあ、折角だから、
楽しく走りましょうかと、
前向きになったところで、
どうせなら
フライングしてやればよかったナと、
前を行く背中を見ながら、
ちょっと思った人生のレース、
でもいいんだ。
ゴールの瞬間、
ルールを守った事が、
僕の誇りになるかもしれない。
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by maekawaz | 2005-01-05 06:55 | 詩集

道しるべに

旅人は、
心を少しずつ欠片にして、
思い出の地に置いていく。
引き返す為の道しるべではなく、
月光に輝く欠片を振り返り、
自分の軌道を確かめるため。
これから前へ進むための、
道しるべに。
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by maekawaz | 2005-01-04 14:50 | 詩集


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