タメ息を袋に集める

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ネグセ

予定通りいかない事には慣れている。
思うように行けない事には慣れている。
思いがけない事にも慣れている。
寝癖のようなモノ。
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by maekawaz | 2005-03-28 07:11 | 詩集

タダイマとオカエリ

タダイマと、
オカエリが、
久しぶりに出逢って、
時間を埋めた。
飛び越える事は、
楽しい。
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by maekawaz | 2005-03-25 06:45 | 詩集

空っぽの箱

本当に困ったときに開けようと、
心に決めて置いてある空っぽの箱が、
部屋の片隅で笑う。
この間、泣いたときは、
箱の事なんてすっかり忘れていた。
忘れるぐらいだから、
さほど困ってはいなかったのだろう。
けれどいつか、
僕はこの箱を開けるべき、
重大な危機に見舞われるかもしれない。
その時僕は満を持して箱を開け、
全てを解決するだろう。
けれど箱は空っぽで、
箱はおそらく役に立たない。
ただ片隅で、
くすくす僕を笑うだけ。
開けた瞬間、力を失う箱を抱えて、
僕は自信を持って生きていく。
どれだけ困っても、
箱を開けるには至らない。
意地でもそんな人生を、
過ごしてみようと誓うなら、
箱は再び片隅で、
満足そうに僕を笑った。
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by maekawaz | 2005-03-15 20:34 | 詩集

幸福であることを

アナタが思いもしないことで、
僕が幸福であることを、
黙っていてもいいでしょうか?
上手く伝えられない事は、
幸福に対して失礼な気がして、
僕は僕のうたを愛しているけど、
僕のうたは完全じゃないから、
だから、
黙っていようと思いながら、
思いながらうたってしまう、
くすぐったい矛盾を、
幸福が僕に与えている。
カレンダーを見た日の、
時計を見た時間での出来事。
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by maekawaz | 2005-03-15 06:32 | 詩集

あるビニール傘の様に

運悪く不意に降る雨に
盗まれるビニール傘が
雨上がりに忘れられて
地下道の入り口付近で
佇んで虹を見ていたさ

小雨に差し出したなら
大きなお世話と断られ
横風吹くなら役立たず
嵐になればひん曲がる
傘でいるのも大変だな

僕が僕であることから
今日の空模様は本当に
引き算する必要なんて
ないんだろうか考える
ただそれだけの道端で

僕が必要な空模様なら
僕はアナタとふたりで
一緒に虹を待つことも
いいかもナと思うけど
空は再び変わるだろう

次はどこで忘れるの?
僕はそれでも構わない
僕が僕であることには
やっぱり空に関わって
毎日模様が変わってく

そんなふうに居たいナ
あの日に出逢ったあの
存在まるごと不確かで
どこまでもバカ透明な
あるビニール傘の様に
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by maekawaz | 2005-03-06 22:20 | 詩集

いっぽうそのころ

いっぽうそのころ、
王様は上等の肉を食っていた。
自分が上等の肉になれないから。

いっぽうそのころ、
シベリアンハスキーは
労働組合を組織していた。
お人好しを卒業するために。

いっぽうそのころ、
冒険家がこっそり近道をしていた。
自分に許された生き方を求めて。

いっぽうそのころ、
恋人の寿命が少し減っていた。
慌てて砂時計をひっくりかえす。

いっぽうそのころ、
世界は三々五々、昼休みを迎えた。
好みの飲み物が消費される。

まったく無関係のドラマが、
全部繋がって、
一日が出来上がる頃、

いっぽうそのころ、
ぐうたら詩人だけは、
世界のドラマに取り残されて、
菜の花畑で機嫌良く
役にも立たない祈りのうたを歌う。
おぼろ月。
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by maekawaz | 2005-03-03 07:00 | 詩集


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