タメ息を袋に集める

<   2006年 07月 ( 10 )   > この月の画像一覧

ヨコナガ

今日一日、
タテナガで頑張ったカラ、
家帰って、
ヨコナガになろう。
[PR]
by maekawaz | 2006-07-31 23:27 | 詩集

世界中の翼が飛ぶことを忘れてから、
詩人たちは呪いを解く言葉を探し続けた。
そして今、
世界の空飛ぶ翼の数だけ、
翼を持たざる者のうたがある。
[PR]
by maekawaz | 2006-07-31 23:25 | 詩集

たいせつにしんさい

さみしくなるけど
あんたにやるから
あんたにぜんぶやるから
たいせつにしんさい。

そういって
ぼくはぜんぶあげた。

さみしくなるけど
あんたにやるから
あんたにぜんぶやるから
たいせつにしんさい。

そういわれて
ぼくはぜんぶもらった。

あげたり、
もらったり、
たいせつがせかいに
あふれた。
[PR]
by maekawaz | 2006-07-29 00:38 | 詩集

電柱

幼年時代はペンキを持ち出して、
電柱をトーテムポールに変えて
近しい未来と小さな世界に祈りを捧げた。

反抗期になるとノコギリを持ち出して、
ネンリンのない巨木を切り倒そうとしながら、
無力にウチヒシガレていた。

青年になると手にマツヤニをつけて、
とにかく上へ、とにかくテッペンを目指し、
転落を怖れることはなかった。

大人になると目印を付けて、
僕の歩く方向をいつも問いかけた。
とにかく見失う事が怖かった。

家族が死んだ日は、
静寂のアサモヤの中で、
無数の墓標のように見えていた。

最愛の人と出会った日は、
今まで僕の世界と僕の空を
支え続けてくれたことに感謝した。

孤独の友人。
戒めのクサビ。
記憶の証人。
世界のトゲ。
新しい向こう側への鍵。
受け止めるアンテナ。
大魚のコボネ。

長いようで短い僕の時間に、
静かに佇むのは、
不思議な運命の糸を持つ、
変幻自在の日常の塔。
[PR]
by maekawaz | 2006-07-26 23:22 | 詩集

雨はそれでも、
哀しいとは言わない。

雨はそれでも、
とても素直でいる。

雨はそれでも、
激情を抱いている。

雨はそれでも、
精一杯、抱きしめようとしている。

雨はそれでも、
光に遠い。

雨はそれでも、
世界を愛している。
[PR]
by maekawaz | 2006-07-25 00:00 | 詩集

テンション上げていこう

明日から24時間ホド早起きして、
3光年ホド走り込んでみるか。
見えない行き先は、
もっと遠いのだから。

木星を5,6個背負って、
小指立て伏せでもするか。
抱えてしまったモヤモヤは、
もっとデカくて重いのだから。

それから絶叫だ。
世界中のホルンが一斉に鳴るよりも大きく。
僕はやっぱり、
振り向いてほしいから。

どうしていいのか分からないとき、
ヤミクモで
ガムシャラな
エネルギィが必要なんだ。
[PR]
by maekawaz | 2006-07-21 00:42 | 詩集

センセイ

近頃はメッキリ、
センセイを猫とは呼ばなくなった。
家の近くには、
黒い大きいセンセイや、
茶トラのセンセイ、
白いセンセイなんかが、
交代で授業をしたり、
放課後の僕たちを見回ったりしている。
僕は成績こそ悪いが、
センセイとセンセイの授業を
最前列で受ける。
学べるだけのことを学ぶため、
僕はセンセイの言葉を借り、
影を盗み、
イキザマを真似る。
僕のセンセイは、
世界中の猫の数よりも多い。
[PR]
by maekawaz | 2006-07-19 22:56 | 詩集

カラスは白い

カラスが白いって
平凡な真実が、
誰かを不幸にするなら、
僕は黒いって言うよ。

雨上がり、

見上げた風見鶏の上で、
僕にそう言った白い彼は、
太陽の光を背にして、
黒いシルエットに見えた。

遠い記憶の雨上がり、

彼はそれから、
誰かの幸福を守り続けて、
黒いカラスを
演じ続けた。

僕はまだ、
幸福を知らない。
ただ、
君が幸せだと、
幸せな気持ちになれる。
[PR]
by maekawaz | 2006-07-17 22:16 | 詩集

当社比2倍

当社調べのアンケートでも
概ね良好であります。
全米もまた泣いてます。
写真はあくまでもイメージです。
効果には個人差があります。
それでよければ・・・
[PR]
by maekawaz | 2006-07-16 05:01 | 詩集

静寂のフリをした足音

猫に悪い形容詞をつけたなら、
それが僕かもしれない。
だから猫に申し訳なくて、
僕は僕をヤメることを考えた。

あの頃のようには、
うたえないかもしれない。

猫は猫になる前、
自分が猫ではなかったり、
やっぱり以前も猫だったりする頃を、
識りつつ再生など望まないものだ。

猫に悪い形容詞をつけたなら、
それが僕になって、
僕は僕を引きずりながら、
平気な顔をして歩く。

僕が学んだ事は、
それぐらいのものだ。

あの頃と違っても、
僕は祈る。
何も違わないふりして。
[PR]
by maekawaz | 2006-07-15 00:59 | 詩集


カテゴリ
近況報告
詩集
リクエスト
詩集もくじ001〜100
詩集もくじ101〜200
詩集もくじ201〜300
詩集もくじ301〜400
詩集もくじ401〜
プロフィール
メール
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧