カラスは白い
カラスが白いって
平凡な真実が、 誰かを不幸にするなら、 僕は黒いって言うよ。 雨上がり、 見上げた風見鶏の上で、 僕にそう言った白い彼は、 太陽の光を背にして、 黒いシルエットに見えた。 遠い記憶の雨上がり、 彼はそれから、 誰かの幸福を守り続けて、 黒いカラスを 演じ続けた。 僕はまだ、 幸福を知らない。 ただ、 君が幸せだと、 幸せな気持ちになれる。
by maekawaz
| 2006-07-17 22:16
| 詩集
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