向日葵
廃校のプールサイドで、
錆び付いたシャワーが、 夏の風に吹かれた。 重すぎる思考が、 苦しそうに地面をみつめて、 じっと、 耐えている。 地上の太陽は、 小さく短い命で、 確かに何かを照らした。 その記憶を、 僕はみつめている。 輝く季節は、 力尽きることを 惜しむこともなく。 僕のうたは、 枯れた向日葵の その美しさに向けて、 今年も呟いている。
by maekawaz
| 2004-08-04 21:37
| 詩集
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